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七つの大罪と対応する美徳の一覧

こんにちは。

今回は現代人にも当てはまる七つの大罪と対応する美徳についてまとめました。

人類史と七つの大罪は強い関連性があるので、興味のある方は順に読み進めてください。

七つの大罪とは

七つの大罪とは、八つの人間一般想念として4世紀にエジプト修道士のエヴァグリオス・ポンティコスが修行論に記載したのが起源とされています。

簡単に解説すると、人間には8つの悪徳があるとされ、それらは人間の抱える罪であるということを唱えました。

  1. 貪食
  2. 淫蕩
  3. 強欲
  4. 悲嘆
  5. 怒り
  6. 怠惰
  7. 虚栄
  8. 高慢

その後、グレゴリオス1世が6世紀に「高慢」こそすべての悪徳の元凶であるとし高慢を特別扱いして除外し、高慢な態度から生まれる「七つの大罪」へと変化しました。

グレゴリウスが唱えた七つの大罪は精神的な罪、身体的な罪、物質的な罪の順に並んでいるのが特徴です。

高慢な態度は精神を犯し、身体、物質へと蝕んでいくということが表現されています。

さらにカトリック教会のカテキズムにて現代の七つの大罪へと言い伝えられました。

七つの大罪と対応する美徳

七つの大罪には相対する美徳があります。
この美徳は悪徳とは反対の状態を指します。

1.傲慢:謙虚

大罪:傲慢

傲慢は、外見を飾り立てて、実際の状態が伴わないうわべだけの栄誉を指します。
自分のことを実力以上に優れていると思い込んでおり、他人を見下している状態です。

美徳:謙虚

謙虚とは、素直に他人の意見へ耳を傾けられることを指します。
控え目で、慎ましく自身を客観的に捉えられている状態です。

2.強欲:慈善・寛容

大罪:強欲

強欲は、金銭や権利などを必要以上に欲しがることを指します。
適正価格をはるかに超えた金額でものを売りつけたり、地位や権威を弱者に対して振りかざす行為をすることです。

美徳:慈善・寛容

慈善は、他人を思いやり情けや哀れみをかけることで、災害の被災者や経済的に困窮した人へ救済をすることです。

寛容は、広い心を持って他人の意見を受け入れ、他人の過ちや欠点を厳しく指摘しないことです。

3.嫉妬:感謝・人徳

大罪:嫉妬

嫉妬は、自分よりも優れている他人を認めず、うらやみ、妬んでいる状態を指します。
他人が努力して得た成果を認めることができず、成果を得た人物はズルいと思い込んでいる状態です。

美徳:感謝・人徳

感謝は、他人からしてもらったことや恵まれている状況を再確認し有難い気持ちを表すことです。

人徳は、他人から信頼を得ていて、認められていることです。

4.憤怒:忍耐

大罪:憤怒

憤怒は、他人に対して感情的に怒って攻撃することを指します。
思い通りにならないときに他人のせいにして怒ったり、腹いせに物を壊すことなどを指します。

美徳:忍耐

忍耐は、苦難にこらえて耐えることです。

5.色欲:純潔

大罪:色欲

色欲は、異性愛や性行為に溺れている状態を指します。
パートナーがいるにも関わらず、異性をもて遊んでいる状態です。

美徳:純潔

純潔は、清らかな心を持っているということで、必要以上にみだらなことをせず、心身を清潔にすることです。

6.暴食:節制

大罪:暴食

貪食は、必要以上の食事を行い肥え太ることを指します。
食料を独占し他人へ分けずに自分だけで消費することです。

美徳:節制

節制は、必要最小限の限度をしっかり守り、控え目にすることを指します。
食事では腹8分目と定めて身体を労わることです。

7.怠惰:勤勉

大罪:怠惰

怠惰は、やるべき仕事を怠ける状態のことを指します。
仕事に対して対価を得ているにも関わらず、サボっている状態です。

美徳:勤勉

勤勉は、やるべき仕事に一生懸命なことを指します。
対価に見合った働きをし、仕事をやり遂げることです。

まとめ

七つの大罪は現代でもよく例に出されることがあります。
うまく行かないときや結果が悪かった時などはこれらの罪を犯してしまっている場合がほとんどで、相対する七つの美徳を身に着けることで心の平穏を保ち、安寧へと繋がるのです。

七つの大罪から美徳へと徐々にシフトして心の清い状態を目指したいものですね。

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